奈良生駒の女性行政書士 「すみれ行政書士法務事務所」の野村早香です。 ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、生駒市では今年の4月より全国初・ふるさとレガシーギフトの導入をしました。

ふるさとレガシーギフト??

お恥ずかしながら、私も生駒市の事例で初めて聞きました。

ふるさとレガシーギフトとは、

社会貢献として遺産の一部をふるさとのために使う「遺贈寄附」や「相続財産の寄附」のことです。

通常、財産は相続が発生すると、相続人間で誰が引き継ぐか、協議(話し合い)をします。

遺贈とは、亡くなったときに財産を特定の人や団体に贈与することです。

今回の生駒市のふるさとレガシーギフトは、 生駒市のために寄付を行うというものですが、

・寄附の使い道を教育・福祉・産業振興・環境・公益団体支援などと首長一任の6つのコースから選ぶことができる。

・思いをより尊重するため、市長などが直接意向を伺う場を設けられる。

・亡くなった時に寄附が実行されますが、生前に生駒市から感謝状を贈呈される。 などの特徴があります。

また、遺言書ではなく、遺言代用信託を活用することで、

確実に思いを叶えることができます。

(遺言書の場合は、極端な例ですと、

遺言書が見つからない、

遺言書を相続人等が意図的に実行しないなどの可能性が0ではありません。)

生駒の人は、生駒愛のあるかたが多いので、

財産の一部を遺贈したいと希望されるかたもいらっしゃるかもしれませんね。

お世話になった地域に、 これからの地域の未来のための恩返しをしたい。

新しい終活のかたちですね。