奈良・生駒の行政書士「すみれ行政書士法務事務所」の野村早香です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。

昨年のコロナ禍で、一気に進んだデジタル推進と、
それに伴う印鑑不要論。

次々と申請様式から、
(印)のマークがなくなっているように思います。

先日、車庫証明申請のご依頼をいただき、
委任状に捺印いただいたものがあったので、
申請書に印鑑を押さずに申請しました。

(従来ですと、委任状に捺印をいただいている場合、
申請書に申請者の押印がなくても、
代理を行う行政書士の印で申請が可能でした。)

恐る恐る窓口で、
「今年から印鑑なしでよかったですよね~」なんて、
聞くと、
「はい、そのように通知がでていますので…」と受理していただきました。

今回、使用承諾書には印鑑がきっちり押されたものをいただいていたのですが、

申請書はまだしも、
車庫を借りている証明の「使用承諾書」や、
車庫が自分の土地であることを証明する「自認書」はどうなるのだろうと思い、

警視庁のホームページで確認すると・・・・・
やはり「(印)のマーク」がなくなっています。

印鑑不要→電子印鑑、電子証明を証明するものと思っていたので、
なんだか思っていた印鑑レスのイメージとは違うような気も…。

これまで以上に本人確認や、
書類のチェックは行うよう、
気を引き締めていかねばと思う今日この頃です。

ところで、先日100円均一のお店にいくと、
いわゆる「印鑑タワー」には、
「今後の入荷がありません」の張り紙がありました。

法人印鑑セットの作成をお願いしている提携の印鑑屋さんからは、
早速、電子印鑑の取り扱いを始めたというお知らせがありました。

時代の流れで、
これまで当たり前に行っている職種がなくなっていく、衰退していく、、、。

そんなものだと言われるとそれまでですが、怖さを感じます。

急激な外部環境の変化に対応する企業体力や、
先見性をますます培っていかねばならないと感じます。