なぜ会計が大切か
そもそもなぜ会計事務をする必要があるかを考えてみましょう。
1、税務申告がある
事業として開業すると毎年、税務署に対して、
確定申告をしなければなりません。
個人事業主のかたであれば、事業年度1月1日から12月31日の間の確定申告をします。
法人の場合は、定款で定めた事業年度に応じて決算申告を行います。
中には、1年に1回、申告の日が近づいてきてから、
あわてて資料整理をしているかたも多いと思います。
もちろんそれで申告の義務を果たすことができるのですが、
申告のためだけの会計事務ではもったいないです。
2、事業がどうなっているか把握するため
儲かっているのか、儲かっていないのか、
目標売上・目標利益に対して、達成度はどうなっているのかを把握することができます。
自分の会社の状態がどのようになっているのか把握していなければ、
設備投資、人材増強をするときなど、事業としての取組を思い切ってできません。
たまに「通帳残高で財務状況を管理しています」というかたがいらっしゃいますが、
その時には、目に見えない経費もありますし、
都度支払・都度入金ではない、掛け取引の売掛金・買掛金を把握しておかねば、
資金繰りの確認することができません。
私は、お客様には事業計画とともに、
収支予算を立てるようにおすすめしています。
立てた計画に対して、
結果がどのようになっているか、
『事業をPDCAサイクルとして』確認していくためにも、
会計記帳をしっかりしていく必要があると思っています。
3、融資対策
お金を借りる時は、直近の決算書だけでなく、
「直近の試算表をみせてください」と言われることがあります。
もちろん、借りたあとも。
お金を貸す側の金融機関にとっては、
事業がどのように推移しているかを確認するためにも、
試算表は大事なものです。
他にもなぜ会計が必要が・・たくさんの理由があると思いますが、
上記のようなポイントになります。
会計をアウトソーシングするメリット
なぜアウトソーシングをおすすめするか・・・
弊事務所で下記のお客様に特におすすめしています。
- 事務の従業員がいない
- 代表のかたが事務をしている
- 事務の時間がとれなくて後回しになっている
- 事務仕事が苦手
- 初めての起業で事業運営・会社運営がわからない
1つでも該当されたかたはいらっしゃいますか?
会計がとても大切ではありますが、
きちんとした管理をしていこうとなると、
専門知識や会計ソフトが必要になります。
専門家にアウトソーシングすることで、
本業に注力する時間ができ、本業にて成果(売上)をあげてもらうほうが、
効果的かつ効率的になります。
開業して年数の浅い方で、
「まだ開業したてなので、利益がしっかりでるかわからないから、
最初のうちは自分で頑張ってみます」とたまにおっしゃるかたがいます。
もちろんアウトソーシングすると費用が発生します。
開業時は特に物入りですので、
出費をおさえたいという気持ちはよくわかります。
しかし、開業後数年のあいだこそ、
専門家にアウトソーシングしてもらい、
本業に注力したほうが良い場合が大半です。
また開業したあとには、次のステップ、次の事業ビジョンがでてきます。
そのビジョンに向かって、中長期の計画を立て、
それにむけた財務状態をつくっていかなければなりません。
開業したてのあいだは、中期的な計画を立てる余裕がないかもしれませんが、
いざ、「次はこんなことをしたい」と思っても、体力がなければすぐ行動に出ることができないのです。
私も会社員時代を経て、独立・起業しています。
会社員と経営者の違いをよく聞かれますが、一つは「責任」。
もう一つは「判断の連続」です。
経営者は自分がいつも責任者です。
月並みですが、「経営者は孤独だ」と言われます。
同業者の経営者仲間、異業種の経営者仲間、家族、友人、色々な相談内容によって、
相談相手が変わると思いますが、
第3者の立場で、身近な相談者として、サポートさせていただくのが弊事務所の役目だと思っています。
サポートさせていただく私たちは、あくまで黒子にすぎません。
主役のお客様が発展できるように精一杯支援いたします。
(※決算書作成・申告、税務署類の届出については提携の税理士が行います。)