奈良生駒の女性行政書士 「すみれ行政書士法務事務所」の野村早香です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、このたび「コスモス成年後見サポートセンター奈良支部」の会員になりました。

「成年後見」ってご存知でしょうか?

最近はお客様との会話でもよく出てくるようになりましたが、

認知症の方、知的障がいのある方など、

判断能力が十分でない方の日常生活を、 ご本人の意思を最大限尊重しながら、

サポートをする制度で、

例えば、

認知症になり介護施設に入所する時の契約行為であったり、その後の財産管理、

お一人暮らしのかたが、悪徳商法等にひっかからないような財産管理、

不動産の処分など大きな取引となる契約行為など、

成年後見制度の利用によって、代理して契約したり、財産管理することによりサポートします。

コスモスの会員になるためには、入会前に研修があり、考課測定に合格したのちに登録されます。

また、後見を受けた会員は、コスモスサポートセンターに対して、

3か月ごとに自身の報告を行い、第3者の目のもとで業務を行います。

職業後見人といわれる職種で、「弁護士」、「司法書士」がなっているケースも多いのですが、

私たち行政書士も下記のような役割を担うためで後見人のサポートをしております。

  1. 権利義務・事実証明に関する書類作成の専門家としての役割
    地域偏在の少ない行政書士、地域密着度の高い行政書士が、その周辺業務である遺産分割協議書の作成や遺言書に係わる支援業務なども含め、権利義務・事実証明に関する書類作成の専門家として、成年後見制度に積極的に取り組むこと。
  2. 行政書士の社会貢献の実践
    街の法律家を自負する行政書士が、認知症高齢者や知的障害者、精神障害者等の社会的弱者の権利を擁護する成年後見制度に積極的に関わり、地域の保健福祉行政に参画し、社会貢献を実践していくこと。
  3. 専門職後見人の偏在と不足
    急速な少子高齢化を迎えている我が国において、認知症高齢者や知的障害者、精神障害者等の社会的弱者の権利を擁護する成年後見制度の普及は喫緊の課題であるが、専門職後見人の絶対数は不足しており、行政書士会が人材を育成し供給していく事が期待されていること。

後見には「法定後見」と「任意後見」に大きく二つに分かれます。

今回の内容は「法定後見」にあたります。

「任意後見」についてはまた別の機会でご紹介いたします。


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